INTERVIEW03先輩インタビュー03(倉庫作業)
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倉庫作業の先輩の声
1948年に創業した藤川紙業は、60年以上にわたり返品処理代行会社として出版社様・新聞社様の返品物流代行・古紙回収を担ってきた企業です。古紙の発生量が減少傾向になってからは産業廃棄物にも着目し、環境保全やSDGsを意識した取り組みも行っています。そんな当社は国内では14の事業所と2つの関連会社を持ち、強固なネットワークによってお客様のニーズに応え続けています。
今回紹介するのは、そんな当社拠点のひとつである、朝霞流通センターで主任として働く先輩社員の声です。さまざまな事業を展開する当社で、先輩社員がどのような専門性を発揮しているのか、ぜひ一読ください。
朝霞流通センター 主任
吉田 雄一yoshida yuichi
※掲載内容は2024年9月時点のものになります
- 自己紹介をお願いします。また、入社時期、所属部署、業務内容について教えてください。
- 朝霞流通センター主任の吉田雄一です。
入社日ははっきり覚えていないのですが、昨年勤続10年の表彰をいただきましたので、10年ほど前になります。
所属部署というものがちょっとなくて主に現場をやっているので、何て回答したらよいかわからなかったのですが…。今いる朝霞流通センターは、出版倉庫会社です。本を書店さんに流通していく出荷作業、書店さんから戻ってくる本を保管・管理する返品作業、版元さんからご指示いただいた返品の商品をきれいに研磨してまた流通させる改装作業の部門に分かれています。その3部門で日々業務を行っています。
その中で私は主任なので、実際の業務をするというよりは返品などの作業の先頭に立って、お客様から指示をいただいたものを各部門のリーダーに伝えたり、という立場です。実際に業務をするというわけではありません。
簡単に言うと管理業務がメインですね。
- 藤川紙業に入社したきっかけ、藤川紙業を選んだ理由についてお聞かせください。
- 最初はアルバイトで入りました。自分で求人を探して入ったわけではなく、藤川紙業に私の母親がたまたま勤めていて、西浦和流通センターという倉庫の所長の方が私の母親に人手が足りないという話をしていまして。その頃私はまだ就職先が決まっていなかったので、ちょっと藤川紙業でアルバイトという形でやってみませんか?という形でお誘いいただきました。そこから時を経てアルバイトから契約社員になり、社員雇用していただいて主任になりました。普通の方と違うといいますか、なかなかレアなケースだと思います。
- 入社してからの藤川紙業の印象はいかがでしたか?
- 本を買うところはもちろん知っていましたが、本が戻ってきてもう一度流通させるとか、一般の人には見えないような業務があり、最初は右も左もわからなくて刺激的でした。びっくりするようなことばかりでしたね。そんな仕事があったのか、という感じでした。
どこからか書店さんに本が行くという出荷作業は何となくイメージできていましたが、戻ってきた本をまた流通させるなんて、そんなことは知らなかったのでびっくりしましたね。
知る機会がないような作業ばかりでした。業界の裏側を知って、こうなっているのかと。
- 実際の職場の雰囲気についてお聞かせください。
- 結構年代が幅広くて、パートさん、社員さん、契約社員さんがいて、年齢もさまざまです。30代から60代まで男女いらっしゃいます。朝霞流通センターはとくにですが、みなさんこの業界で長いんです。私なんかより全然長い方ばかりで、とても優しい方たちばかりで私が知らないようなことをたくさん知っていて、とても親切に教えてくださいます。とてもよくしてくれて。
あとは、仕事に対する集中力がすごいです。社員さん、パートさん、契約社員さん関係なく、みなさんものすごい責任感が強くてプロフェッショナルな方ばかりです。
- 朝霞流通センターの人数はどれくらいですか?
- 全体で40人ほどですね。
- リフレッシュする部分などはいかがですか?
- 仕事の時はみなさん集中してやられていますが、休憩の時は年齢関係なくみなさん気さくに仲良くされています。そういう部分でも、雰囲気はとてもいいと思います。和気あいあいと言いますか、私は34歳ですが、60代の私の母のより年齢が上の方もいらっしゃいます。そんなことも関係なく、何気ない話とかも年齢が離れていてもできるので、いい雰囲気ですね。
- 今までに苦労されたことなどはありますか?
-
一番苦労したのは、藤川紙業に入社するまでほかの会社に勤めた経験もなくアルバイトの経験しかなかったので、お客様などいろいろな人とお話しさせていただく機会が増えたりメールをしたりするときに、言葉遣いが難しくて…。誰も教えてくれないことなので、個人的にはかなり苦労しました。
今まで友だちや身内としゃべっている時など気にすることがなかったので、初めてお客様とお話しするときにこの言葉遣いは失礼じゃないかなとか、初めて気にしました。あとは、現場作業でフォークリフトを使って荷物を移動する作業が必ずあるんですけど、乗ったことがないので入社してからフォークリフトの免許を取りに行きました。その操縦にとても苦労しましたね。
フォークリフトは車と違って重心が後ろで後ろのタイヤが動くんです。ハンドルを操作して動くのは後ろのタイヤです。それが全然わからなくて、車とまったく勝手が違いました。最初は車を運転する感覚で行けると思っていたのですが、全然違くて、とても怖かったです。慣れるまでひたすら練習、練習でした。パレットを重ねてはおろしての繰り返しでしたね。そこも苦労しました。
荷物を崩したりしたら事故にもつながりますし、ものすごく迷惑をかけてしまうので…とても大変でした。
今はもう10年運転しているので、だいぶ慣れて当たり前のように操縦していますが、やはり危険な乗り物で一歩間違えれば大事故につながりますから、そこは入社当時と変わらず気を付けながら操縦しています。
- 入社してから自分の中で大きく成長したな、変わったなと思う部分はありますか?
- う~ん…入社当時はアルバイトだったのでそこまで深く考えていませんでしたが、契約社員、社員とならせていただいて、主任になるという過程で、アルバイトの頃よりも仕事を任されるようになりました。
より重要な仕事をどんどん任されるようになって、担当をいただいて直接お客様と関わる機会が増えていくなかで、お客様の商品を預かって出荷や管理などをしているということがまず第一にありますね。お客様にご迷惑をかけてはいけませんし、弊社で何かあってお客様や版元さんだけではなく、実際に購入いただく購入者の方々にもご迷惑をおかけしてしまいます。いろいろなことが起きてしまうことで、見えない方々に迷惑をかけてしまうことを学んできました。
それに対してきちんとやっていかなければならないという思いが強くなってきました。入社当時と比べるとその辺の気持ちの変化が出てきて、責任感が強くなったのかなと感じています。
- そのなかで、このスキルは必要だなというものはありますか?
- スキルという言葉であっているのかはわかりませんが、実際に処理をしているとイレギュラーといいますか、予想できないことも起こります。その際に、予測というか、先を見るといいますか、そういうことも必要です。
一つの作業を手順に沿ってやっていくのですが、慌ててしまったりすることもあります。私は作業手順に沿ってやるなかで、事前にこういうことが起こりうるということを洗い出しておきます。実際に起きてしまったときに対応できるようにするためですね。スキル、ではないかな…?
何か起きた時にすぐに対応できるようにしないと、慌ててしまって二次災害が起きることもあります。何かが起きてしまったことを深堀するんじゃなくて、起きた後にどう対応していくかということを常に考えています。実際に起きてしまったことは後で反省点として振り返るとして、今は何をすべきか、起きてしまったときに次は何をすべきかを頭の中で想像しながらやっています。
そのため、ある程度の想像力は必要なのかなと思います。想像しておけば、実際に起きた時に迅速に対応できるようになります。
- これから挑戦してみたいことはございますか?
- お客様とやり取りすることもありますが、今は現場を指揮するということをメインでやらせてもらっています。今後のステップアップとしては、営業に挑戦できればなと。がっつり営業というのではなく、未知の世界なので、今後の目標として少しずつやっていければいいと思います。
版元さんへの営業活動で、自分の知識を生かせるんじゃないかと考えています。10年間現場でやってきたので、その知識を生かしていければと。そんな挑戦をしていきたいですね。
- 休日のリフレッシュの仕方などはいかがでしょうか?
- 休みの日は妻と子どもと過ごすことがほとんどですが、子どもがまだ2歳で小さいので、3人でどこかに出かけてリフレッシュすることが多いですね。
オンとオフは完全に分けていて、仕事は仕事、仕事が終わって家に帰ったら子どもと奥さんと過ごすということで、完全に切り替えられているかなと思います。休みの日はしっかりとリフレッシュできています。
一日の過ごし方
「朝八時半に社員と契約社員の方の朝礼があり、そこでそれぞれの個人の予定を伝えるんですが、その朝礼が終わった後は各現場それぞれ作業が違います。決まりきった作業などはなく、日ごとに作業内容が変わってきます。
出庫作業なら荷造りなど、ですね。返品だと月曜日と水曜日に戻ってくるのですが伝票チェックして戻す作業があり、その後はひたすらその続きです。なかなか決まった作業がなく、具体的に作業をお伝えすることが難しくて。
改装作業の場合、版元さんからご指示をいただいてそれに沿って作業をします。その日の量によって作業時間がどれくらいかかるか違います。」
朝のスタート
- 8:00出社
- 8:30朝礼
午前の業務
- 8:45業務開始
昼休み
- 各自、昼休憩
午後の業務
- 13:00午前中の業務を継続
終業前
- 17:30終業